ケアマネージャーの仕事の実態—書類業務との終わらない戦い

介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事は、利用者様が適切な介護サービスを受けられるよう支援することです。ケアプランの作成、サービス調整、要介護認定のサポート、モニタリング…聞けば聞くほど「人の役に立てる、素晴らしい仕事じゃないか!」と思うでしょう。

しかし、現場で働くケアマネージャーはこう思っています。
「今日こそ、書類を終わらせてみせる…!」
そう、これは書類業務との終わらない戦いなのです。


📂 書類業務—それはケアマネのライフワーク

利用者様との関わりが増えれば増えるほど、書類も増える
書類が増えれば増えるほど、業務が回らなくなる
そして、業務が回らなくなると、こう思うのです。

「私、介護職じゃなくて事務職だったっけ?」

日付の整合性が崩れようものなら、実地指導で怒られ、最悪の場合は介護報酬の返還。提出の順番を間違えたらアウト。何か抜けていたら即訂正。 まるで試験前の学生のように、書類を見つめる日々が続きます。


📊 利用者に寄り添うほど、書類が増えていく現象

私は前から思っていました。
仕事ができるケアマネは、利用者との関わりが少ない
仕事ができないケアマネは、利用者想いである

関われば関わるほど、頼られれば頼られるほど、書類は雪だるま式に増えていく…。
そして気づいた時には、「ケアマネの仕事=書類作業」になってしまうのです。

まるでゲームの「倒した敵の分だけ、新たな敵が増える」みたいな現象。
書類を片付けても次の日には新たな書類が発生する。まさに無限ループ。


📝 書類が完璧なら、それでOKなのか?

ある居宅介護支援事業所のケアマネについて、利用者様とご家族がこう話していました。
「一度も家に来たことがない」
「担当が変わるまで、『担当者会議』の存在すら知らなかった」

でも、その事業所の書類は完璧。どうして?
実は、印鑑を事業所内でストックし、訪問せずとも手続きが進む仕組みになっているんです。
日付の整合性も完璧、監査でも問題なし。でも、それって本当に良いことなのか?


⚡ ケアマネージャーの未来はどこへ?

このままだと、書類業務に耐えられなくなったケアマネは、辞めるか病むかの二択に…。
利用者様のために動けば動くほど、業務が回らなくなり、どんどん消耗してしまう。

「もっと利用者様と関わりたい、書類業務を減らしたい!」
そんな理想を掲げつつ、今日も書類との戦いに挑むのです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この戦いに共感した方も、ケアマネを目指している方も、ぜひ意見を聞かせてくださいね。📄💥

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