約5年前、私はうつ病をきっかけに会社を辞めました。辞めるまでの数年間、仕事のプレッシャーは強くなっており、なんとか続けてきたものの、ある出来事をきっかけに急に仕事に行けなくなりました。
その出来事とは、部下のスタッフを注意した際、そのスタッフが「辞める」と言い泣いてしまったことです。そのスタッフはリーダー的な存在で信頼もしていましたので、できる限り柔らかく指摘したつもりでしたが、とても傷つけてしまったようです。このことと仕事のストレスが重なり、ついに心が折れてしまったのです。
あの時辞めて良かったと思える今
今振り返れば、会社を辞めたことはむしろ良い選択だったと思います。当時は管理業務と現場業務の両方をこなし、誰にも頼ることができない状態でした。やるべき仕事が多すぎてキャパオーバーになり、その日の優先事項に追われ、現場の書類業務には手を付けられない日々でした。
仕事の書類を家に持ち帰ることもありましたが、家では現実逃避するかのように晩御飯後にその場で寝てしまい、気が付けば夜中。そこから食器を片付け、シャワーを浴び、洗濯をして再び寝るというループの毎日でした。当然ながら自宅では仕事は進まず、書類はそのまま職場に持ち戻る日々です。
そのような生活の中で、体にはさまざまな不調が現れるようになりました。
体と心の不調
私が経験した不調のひとつはメンタル面です。不眠ではなく、現実逃避するかのように知らないうちに眠ってしまうようになりました。眠りが浅く質が悪いため、罪悪感に苛まれることが増え、「死にたい」という気持ちが頻繁に湧いてくるほど追い詰められていました。
また、頭皮の毛穴に痛みを感じることもありました。髪が動くことで毛穴がチクチクと痛む感覚です。そして抜け毛が増え、他部署の管理者から「最近薄くなってるよ」と言われたことで、ますます気にするようになりました。スカルプケアなどいろいろ試しましたが、根本的な問題である食生活、睡眠、そしてストレスが改善されることはありませんでした。
さらに性欲の減退も大きな課題でした。当時のパートナーには満足させられなかったと思いますが、それでも必死に支えてくれたことに感謝しています。
克服への道
現在では、これらの障害をある程度克服できたと感じています。うつ病による休職期間中には節約や投資を始め、傷病手当金を頼りに収入が激減しても資産を少し増やすことができました。しかし、最も悔しいのは一番大変な時期に支えてくれたパートナーがいなくなってしまったことです。
伝えたいこと
こうした経験から得た克服の方法や考え方をブログで発信し、皆さまの役に立てれば嬉しく思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
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